8/4痛みに対する鍼灸療法勉強会活動報告~久保益秀先生~

「痛みに対する鍼灸療法」 第3回は“一原法 表裏共軛関係を用いた治療法”です。表裏関係、表裏経という言葉は学校の授業でもよく耳にした言葉だと思いますが、共軛関係、共軛経という言葉は耳に馴染みのない言葉ではないでしょうか?一般的に「共軛」という言葉は「2つのものがセットになって結びついていること、同様の働きをすること」という意味があります。ここでいう「共軛関係」とは「同名経関係」のことです。すなわち、表裏共軛関係とはある経の表裏経の同名経ということです。文字だけで書くと何かややこしい感じがしますね・・・実際、今回の勉強会でも、説明を始めた段階では頸を捻っていた受講者もいましたが、説明を重ねていくうちに理解してもらえたのではないでしょうか。しかし“一原法”という手技的にはごく簡単なものなので、この方法の考え方さえ解ればすぐにでも使える方法です。ただこういう簡単な療法では尚の事、正確な取穴・正確な刺鍼というものが必要となってきます。ほんの1、2mmずれるだけで効果に格段の違いが出てきます。経穴というのは体からの信号ですから、その信号を的確に捉えそこに的確にアプローチをしてやれば何らかの反応が体からは返ってきます。今回の実技ではそれをより実感してもらえたのではないかと思います。次回は「経絡テストⅠ(基礎編)」です。久保益秀

活動報告
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