トリガーポイント勉強会活動報告(H29年)|平谷透先生

活動報告

8/6(日)トリガーポイント勉強会活動報告

硬いものを見つけて、より硬く感じる方向に加圧する。関連痛が誘発されたら同じところに刺鍼する。これがトリガーポイントアプローチの基本です。シンプルな方法がゆえに、これを実践できるようになるまでには無数のトライ&エラーが必要です。

しかし、一旦この方法が身につけば、あまり難しいことを考えなくても、指が自然に悪いところを探り当てるようになります。指が悪いところに当たるようになれば、鍼先も同じところにいくようになります。こう表現すると夢の治療法のようですが、熟練者になるほど治療時間は短縮される傾向にあります。決して夢の治療法ではありません。

トリガーポイントアプローチは誰でも訓練することで身に付く技術です。今回は座学としてトリガーポイントアプローチの概念と理論、実技は上肢を代表して五十肩、下肢を代表して膝と膝周辺の症状に対する具体的なトリガーポイントアプローチをしました。

実技は自分のものにするまでにはそれなりの訓練が必要ですが、特殊技術ではないので繰り返し練習することで身に付けることが可能です。諦めずにやり続け、上級者にフィードバックを受ける「答え合わせ」をすることで技術は向上します。量質転化が起こるまでやり続けて下さい。

担当講師:平谷 透

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