実践できる鍼治療勉強会活動報告|久保益秀先生

活動報告

11/20実践できる鍼治療勉強会 活動報告

「実践できる鍼治療」第3回は最終回・腰痛編です。腰痛の中でも臨床で遭遇することの多い、骨盤・脊柱など骨格由来のもの・仙腸関節由来のもの・大腰筋由来のもの3つを紹介しました。まず前半の座学はそれぞれの発生機序や病態生理、症状、治療法について、ついで腰部に関わる経絡・経筋・筋膜などの関わり、それらを用いた選穴法や治療法を説明しました。

後半の実技は前半で説明したそれぞれのパターンの腰痛に対して実際参加者同士施術してもらいました。3つのうちに通常使うことのない長さや番手の鍼を用いるものがあったので、初め戸惑いが見えましたが徐々に扱いにも慣れ、初めてにしてはうまく打てていた方もいたように思います。その後、遠位治療の説明に移りました。

主に当該経絡の要穴を使う方法ですが、その中でネックとなるのが井穴など四肢末端への刺鍼だと思います。皆さんもどうしても四肢末端は「痛い!」イメージが拭えないのではないでしょうか?しかし、少し工夫すれば「痛くない」井穴・榮穴への刺鍼が可能なので、遠位治療の実技は主にその方法を練習しました。

今年度は例年より回数が少なかったため、伝えたいことがしっかり伝え切れなかったかもしれません。しかしその中で出来るだけ、わかりやすく・すぐに臨床に繋がることを心がけたつもりです。参加者の皆さんの少しでも糧になれば幸いです。

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